フィッシャーマンのためのフィッシングカフェ


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カテゴリ:カズさんからの手紙( 54 )

カズさんからの手紙 14

カズさんからの手紙 14
(この物語はフィクションです。)

ネイティブ ブラウン 44㎝

余裕あるなあ。
僕だったら40㎝オーバーのブラウンなんてかけたら目はチカチカ、息はゼェゼェだろうに。
そして数分後、彼の足元に横たわったのは44㎝。
目を見張るほど美しいブラウントラウトだった。
「こいつは完全にこの湖生まれの鱒ですね。
ほら見て下さい。
ネイティブのブラウンだからこのヒレが異様に大きいでしょう。」
そう言ってカズさんは油ビレの反対に付いている付け根の尻ビレを軽く引っ張ってみせた。
鱒を大切に湖に返すと僕の方を振り返り、
「さあてと、すみませんでしたね。
どうも私はこの湖に向かうとまず勝負したくなってしまって。
一匹釣らないと余裕が出てこないのですよ。
その日の最初の一匹って大切ですからね。」

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by kftkubo | 2013-03-04 07:20 | カズさんからの手紙 | Comments(0)

カズさんからの手紙 13

カズさんからの手紙 13
(この物語はフィクションです。)

正体は「カメ虫」

「さわらない方がいいですよ。」
そいつをつまもうとしたとき、カズさんの声がとんだ。
「カメ虫ですよ。つかむとしばらく臭いがとれませんからね。こいつは。」
そうか。
この毛針はこいつのイミテーションだったのだ。
「でもどうしてこんなにカメ虫が落ちてくるのですか。」
「今が彼等の交尾期なのです。
窪田さんはいいときに来ましたよ。
今日みたいな秋のいい日に、いわゆるカメ虫のスーパーハッチがあるのですが、まさに今日はその日というわけなので…キターッ!」
 会話の途中の突然の大声に、僕はビックリして彼の方を見ると彼のロッドがググーンと根元から曲がっていた。
「けっこういい型ですね。
40cmは越えているかな。
ブラウンですね。
5番ロッドだからおもしろいですよ。」

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by kftkubo | 2013-02-23 22:02 | カズさんからの手紙 | Comments(0)

カズさんからの手紙 12

カズさんからの手紙 12
(この物語はフィクションです。)

湖面のライズ

驚いたことに真っ昼間だっていうのに、湖面がやたらと賑やかである。
カズさんの前の水面でも盛んにライズしているらしく、その度に「ヤヤッ」とか「ウヒャッ」とかおかしな叫び声を発している。
何にそんなにライズしているのか、じっくり見てみることにした。
ライズは流れ込みの流芯を中心に半円を描く様に広がっているようだ。
ということは何かが川の上から落ちてきているのだろう。
ギリギリの水際まで近づいてみる。
カズさんのラインがビュンビュンと音を立てて空を切る。
キャスティングフォームは荒々しいけれど的確にポイントに向かってラインの先端が近づいていく。
視線をずらして上流を見てみる。
偏光グラスが無いのでよく見えないのだが、かなり大きな甲虫のようなものがモジモジと動きつつ相当数流れてきていて、鱒たちはそれにアタックしているらしいのだ。
ちょっと手の届きそうなところへ、そいつが手足をバタつかせ漂ってきたのでフライロッドで引き寄せてみた。

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by kftkubo | 2013-02-16 19:10 | カズさんからの手紙 | Comments(0)

カズさんからの手紙 11

カズさんからの手紙 11
(この物語はフィクションです。)

ログハウスから湖まで

ログハウスから湖までは、ゆっくり歩いて5分くらいの距離だそうだ。
白樺の多い林の中は、若干の上り坂になっている。
10月といえばまだ枝にはしっかり色づいた葉が付いていて、林の中に入るとかなり薄暗く、また、上り坂の為ほとんど下を向いて歩いていた。
林と砂浜の境が坂の頂になっていて、そこに立った途端に十月の眩しい日ざしに輝く駒黒湖が素晴らしい紅葉をバックに、圧倒的な強さで目に飛び込んできた。
大切に守られてきた世界がここにはあるのだな。
こんな場所でこんな日に釣りができるなんて。
僕の心はそれだけで満たされてしまったようだ。
今度は渚まで下り坂になっている砂浜を一気に駆け降りる。
すでにカズさんはロッドにリールをセットし始めていた。
「右手に見えるのが大前川の流れ込みで一番のポイントになります。
そしてさらにその先50mくらいに、もう一本小貝川の流れ込みがあり、まあそちらが第二のポイントでしょうか。
他にもいいポイントはいくつかありますが、今日のところは時間もないし、とりあえず手前の流れ込みでやってみましょう。」
カズさんは毛針までセットしてくれたフライロッドを僕に手渡すと、猫背気味の後ろ姿を残しつつ静かに素早くポイントへと歩いていった。
カズさんから手渡されたロッドはS社の9f-7番ロッドであった。
さらにリールはH社のものであり、ラインはフローティングラインが巻かれてあった。
僕には少々素晴らしすぎる道具のようだ。
そして肝心の毛針はというと、緑色の小さなタワシとしか見えない代物が、チョコンとフックキーパーにくっついていた。
偏光サングラスをかけた表情は窺い知れないが、カズさんはすでにフォルスキャストを始めていて、視線は湖面に注がれている。
僕の存在など忘れているようだ。
彼の釣りをしばらく眺めて見ることにした。

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by kftkubo | 2013-01-31 19:25 | カズさんからの手紙 | Comments(0)

カズさんからの手紙 10

カズさんからの手紙 10
(この物語はフィクションです。)

会員証は100万円

今の僕にそれが多いのか少ないのかはわからなかった。
お金の計算をするのは何だけど、例えば今後10年間、1年に10回ずつここへ通ったとすると百回。
会員証は100万円。
宿泊は無料、飲食費のみ。
決して無理のないところなのだろう。
年に10回位がカーティス・クリークたる所以かもしれないし。
そんなせせこましい計算をぶっとばしたのが壁に掛かっている剥製である。
あたかも水面からジャンプしたかのような姿の黒駒湖の王者。
「レインボートラウト75cm
釣入 波瀬 和之
2030年6月8日
尻尾岩先端にて」
鋼板プレートにはそう刻まれている。

「では、ちょっとやってみましょうか。」
コーヒーを飲み終えたカズさんが立ち上がった。
壁に掛かっているロッドを二本取ると、ネービーのワッチキャップをかぶりブルーのウィンドブレーカーを着た。
その背中にトラウトのイラストと『黒駒湖アングリング倶楽部』の文字が白く書かれてあった。
僕はちょっとよろけるように立ち上がると眼鐘の曇りをふきとりながらその後を追った。
バルコニーでは例の狼のような犬が小首をかしげて見送ってくれた。

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by kftkubo | 2013-01-28 17:46 | カズさんからの手紙 | Comments(0)

カズさんからの手紙 9

カズさんからの手紙 9
(この物語はフィクションです。)

ログハウスにて

出来すぎかな、あまりにも。
そんな思いを見透かしたかのようにカズさんが声をかけてきた。
「照れちゃいけないのですよ。
私達は、私達が心の中に描いている理想境を具現化したいのです。
ここにいる間は、この世界はすべて私達だけのものです。
そして何よりもこの世界は現実に存在しているということが一番大切なことなのです。」
ログハウスの扉を開けると、僕はとても懐かしい気分になってしまった。
なぜだろう。
暖炉があり木製のベンチ、それにロッキングチェアーが数脚、本棚、食器棚。
電化製品といえばオーディオセットとライト位であろうか。
もちろん奥には冷蔵庫などもあるのだろうけど。
「このログハウスは最高30名までが泊まることができます。
つまり逆に言えば、宿泊可能な人数でしか湖で釣りをすることができないわけなのです。」
古葉さんが僕に椅子を勧めながら言った。
初対面で、紅葉カラーと第一印象で感じたのはオレンジと茶色のバッファローチェックのシャツが主な原因であるらしい。
「ですから、湖で出合う人間はどんなに多くても30人です。
その詳しい規約は後で波瀬より説明があると思いますが、会員の方がここに来られる回数は1年間に10回以内としたいのです。」

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by kftkubo | 2013-01-24 22:00 | カズさんからの手紙 | Comments(0)

カズさんからの手紙 8

カズさんからの手紙 8
(この物語はフィクションです。)

黒駒湖にて 

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車から降りるとひんやりとした空気が僕を包んだ。
黒駒湖は既に初冬のにおいがした。
僕はこの季節が一番好きだ。
夏に伸び切ってしまったような空気が少しずつ緊張感を高め、ピーンと張りつめたギターの弦の様にこの季節には高音がよく似合う。
僕の心の弦もたちまち張りつめてくる。
それにしても今日は少し暖かめの格好をしてきて良かった。
ウールのシャツとダウンベストが今はとっても有り難い。
「とりあえずあちらでコーヒーでも飲みましょう。」
古葉さんの指す方向に大きなログハウスがあった。
ログハウスに近づくとバルコニーのあたりから何か大きな動物がこちらに向かってくる。
犬だ。
まるで狼のような大きな犬が、古葉さん目がけて走ってくる。
そしてヒゲ面の大男の古葉さんとその大犬が抱きあいじゃれあっている。
そのバックにはログハウスがあり、その右手方向には美しく紅葉した天然林が広がり、左手にはベージュの湖岸、青き黒駒湖が広がっている。
そしてすべてを見下ろす形で紫色の山並みがあるのだ。
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by kftkubo | 2013-01-20 18:38 | カズさんからの手紙 | Comments(0)

カズさんからの手紙 7

カズさんからの手紙 7
(この物語はフィクションです。)

「黒駒湖」の話

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古葉さんとしては個人の資産としての湖や山には執着はないこと。
最近の日本では少なくなってしまったブナ・ナラの雑木林の山を手付かずで残すには私立の公園という形しかないと考えているらしいこと。
ところが山火事などの自然災害や密猟・漁などの人的災害を防ぐための私設レインジャーが十名は必要なところ、現在カズさんのほか2名とのこと。
湖の管理だけで精一杯といった現状であるらしいこと。
かかった経費などで一億円近い借金もあるらしいこと。
話を聞くと深刻な問題を抱えているようなのだが、カズさんは淡々と話し、古葉さんは時折相槌を打ちながら口をはさむが、他人事のような口調であった。
しかしその中にも二人の情熱が感じられた。
きっと二人は好い人なのだろうな、もちろん友人の紹介だから信用はしているけど。
この車の中の雰囲気のようなクラブなのだろうと思った。
もうすぐ黒駒湖に着くらしい。
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by kftkubo | 2013-01-17 07:35 | カズさんからの手紙 | Comments(0)

カズさんからの手紙 6

カズさんからの手紙 6
(この物語はフィクションです。)

古葉さんとカズさん

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車の中で開いたことは次のようなことである。
オーナーの古葉さんとカズさんは小学校からの同級生であり、ともに37歳になる。
古葉さんの家はこの辺では有数の名家らしく、これから行く黒駒湖とその周辺の山林はすべて古葉家の私有地なのだそうである。
そして2年前に古葉さんの父上が他界しかなりの財産が残されたこと。
次男の古葉さんは釣りと自然保護に強い関心を持っていることもあり、黒駒湖と周辺の雑木林の山を相続した。
そしてフライフィッシングの師でもあるカズさんや仲間の協力を得て、従来岩魚と山女魚がチラホラとしか釣れなかった湖にレインボートラウトやブラウントラウトを定着させ仲間内で楽しんでいたが、管理の限界を感じたこと。
もっと広く同志を募り交流を深め、自然保護とフィッシングを両立させようということになったこと。
それには会員数は1,000人が限度であり、1人100万円の出資で十分に賄えるということ。
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by kftkubo | 2013-01-14 15:09 | カズさんからの手紙 | Comments(0)

カズさんからの手紙 5

カズさんからの手紙 5
(この物語はフィクションです。)

カズさんとの出会い

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昼食を平らげ頭の中で独り言をつぶやいていると、ディーゼルの音とともに青いランドクルーザーが目の前に止まった。
運転席と助手席から2人の男が降りてきた。
僕の視界の中に男たちの服の色が強烈に飛び込んできた。
運転席の男がブルー系、助手席の男が紅葉カラーであった。
ブルーの男が口を開く。
「窪田さんですか?私が波瀬です。「カズ」と呼んでください。そしてこちらはオーナーの古葉です。」
紅葉カラーの男が手をさしのべる。
「始めまして。古葉です。」
さっそく車に乗り込む。
「ここから約1時間の道のりです。」
古葉さんが振り返らずそう僕に告げた。
バッファロースプリングフィールドの『ブロークン アロウ』がかすかに流れていた。
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by kftkubo | 2013-01-11 18:00 | カズさんからの手紙 | Comments(0)